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フロイライン

こちらは、『ワンド オブ フォーチュン』シリーズBYオトメイトの非公式のファンブログになります。 出版社様、公式サイト様とは一切関係ありません。 なお、サイト内の作品の著作権は放棄しておりません!
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ふりまかれた夢を 一体どうしろというのですか


えへへ、またかいちゃったぜ!ワンド小説!!

今回、まじ意味がわかんねって感じだと思います。

書いていくうちにこんなになっちゃった!


そしてまたTV 様からお題を拝借しました。ありがとうございます。


ではでは、ワンドサーチ登録したいだけで書いた小説見たい方はどうぞ!


あ、バナーにルルちゃん貼りました。
大好き!!

ふりまかれた夢を一体どうしろというのですか


 
「好きです。」
 
 
その真摯な物言いは、決して自分に向けられたわけではなく、ましてや言ったわけでもない。
 
ただ、いつもとは全く違う無関係である人間でも、心の奥底を冷たい風が掬うような声音に、思わずそのおせっかいでお人好しな友人の意外な声のために顔を向けてしまった。
 
 
「・・・・」
 
他の人間も同じだったようで、夕食の騒がしい雰囲気は一部、水を打ったように静まった。
 
「・・・え、・・・あの・・・」
 
「・・・・」
 
突然の告白に、しばし唖然となっていた深い緑色のローブをまとった男性教師は、口をパクパクさせて言葉も出せない状態だった。
 
それとは対照的に、ルルは蜂蜜色の瞳をじっとその男にそそぎ、自分の想い以上の言葉は発さず、ただ黙って突っ立て居た。
 
 
・・・・そう、突っ立て居たのだ。
 
 
「あ、あの、ですね・・・・!ルルさん!ここ、ここは・・・・!!」
 
「・・・・・・」
 
 
必要以上に慌てる教師。
場所を指摘するあたり、”告白”事態は咎めていないようだ。
 
「・・・・。」
 
エストはムシャッとキャベツとピーマンのサラダを口の中に入れた。
 
(そういうことでしたか・・・。)
 
自分の中で合点がいった次点、この騒ぎの見物人になるつもりはない。
 
他の人間は「どういうこと?」だとかいろいろ推測をたてているが、感の良いものやルルの周りにいる人間ならすぐに気づくだろう。
 
 
「先生は私のこと、好きですか?」
「・・・!!?ええ!?」
 
 
(げほっっ!?)
 
咳き込んだ瞬間、手から飛び出そうになったフォークをかろうじて握りしめる。
後ろではガシャンっと「ななな・・・!!」という音がする。
 
(まさか、ここでそんなことまで聞くとは・・・。)
 
何もついていないのに、エストは口元をぬぐうふりをした。
喉に引っかかったサラダのために軽くもう一度咳をする。
 
ちらりと、もう一度見るとルルはやはり地面に垂直に置かれた人形のように動いておらず、エルバートはさっき見た位置からかなり遠くに行っている。
 
けれど、視線だけは合っているようだ。
 
 
・・・ルルの、煮えたぎる瞳と。
 
 
「る、ルルさん・・・何か怒ってたりします・・・?」
 
「・・・・・・いいえ?」
 
 
にっこり笑った顔が横から見ても、背筋が寒くなるほど似合っていない。
面しているエルバートは一瞬で顔を青くさせた。
 
杖を自身を守るように構えているのが、少し滑稽だ。
 
 
「それより先生、答えを聞かせて下さい。・・・先生は私の先生ですよね?」
 
「あ、あの・・・何かパワーアップしている気が・・・」
 
「先生は私のもので、私は先生のもので、他の誰のものでもないですよね?」
 
「えええぇ!?ルルさん!?ど、どうしたんですか?そんなに僕は怒られるようなことしましたか!?」
 
「はい」
 
「・・・・!?」
 
 
もう言葉も出ないようだった。
 
青いを通り越して、エルバートの顔色は最悪な色合いをしていた。
 
見物も、中には察した者が多くなったようで「痴話げんかかよ」と笑っているものもいる。
 
 
そしてその中には、・・・・おそらく内心残念がっている女生徒もいるのだろう。
 
ルルはちらりと、溜息をついている女子に目をやり、すぐに満足気に笑った。
 
それは先ほどの背筋を凍らせるものではなく、イタヅラが成功したときに見せる猫のようにあどけない顔。
 
当人は本気なのだろうが。
 
 
「セ~ンセ!」
 
「!?はい!な、なんでしょうか?」
 
 
もう震えだしている、エルバートにすすっと近づき、見せつけるように腕をからめた。
 
(・・・・。)
 
 
もう怒ってないですよ!とか、きゃんきゃんと大人しくなった子犬のように甘い声を建物に響かせた。
 
エストはその時点で、自分の目の前にある野菜だけを見て、フォークをザクザクつきさしていた。
 
 
やがて、人並みをわざわざ通り抜ける形でルルは体を近づけたままエルバートを食堂から連れ出した。
 
 
「可愛いねぇ。」
 
 
ザクっと突き刺したまま、横を見るとアルバロが胡散臭い笑みで、二人が出て行った場所を見つめている。
 
 
「・・・・」
 
「最近、エルバート先生は生徒とよくお話してるみたいだし。
以前より自信っていうものがついてきたっていうのが、雰囲気でわかるよ。」
 
ルルちゃんが恋人だからかな?
 
独り言のように、けれどささやかれたような言葉に、無理やり口をあける。
 
大量に入ってきた野菜。
 
エストは小さな顎で噛み砕く。
 
 
「・・・どうして、」
 
「ん?」
 
「どうしていつの間にか隣にいるんですか?」
 
 
 
その言葉に、アルバロはニコッと笑った。
 
 
 
 
「それって、俺のこと?
それともさっきの騒動の人たちのことかな?」
 
 
 
野菜はうまく飲み込めなかった。
 
 
 
 
  配布元:TV

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[09/12 アポロ]

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読書 一人お出かけ ゲーム 妄想
自己紹介:
はじめまして。
周りにワンドやってる子がひとりもいない!!
なんてことだ・・・と日々思いながら生活してます・・・。
パソコン初心者なんでうまくブログ作れるかな?
生温かい目で見守ってくだされば幸いです。

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